子どもにとっては初めてだよ~ん

4月以降、途中入塾の1年生が次々とキッズ編を修了してアバカス編へと進級しています。みんなに同じ授業展開をと心掛けることは当然なのですが、ともすれば「もうひと押し」の指導を見落としてしまう時もあります…反省(-_-;)。でも、そんな時は“ねえ、ねえ、この前のところだけど・・・”という具合に、前に戻って確認します。

このページは3口のたし算と、加法の結合法則の確認も大切ですが「もうひと押し!」折角だから、空きスペースに“他にも答えが4になる式を書いてみて!ー”に、暫く考えてから書いてきてくれました。“凄いね~、こんなに見つけて偉いね~”と褒めると決まってニッコリ(*^。^*)。この子ども達の照れ笑いがたまらなく可愛いのです。私にとっては何十回いや何百回と指導に当たっているページでも、子ども達一人一人はみ~んな初めて取り組むわけですから、抜かりのない指導を徹底したいですね~ :-o この「もうひと押し」のやり取りをするかしないかで、子どもの創造力はおろか能動的な姿勢の芽までも摘んでしまう結果になりかねません。ワワワー、ちょっと大袈裟?でも、先生が見逃すか否かは責任重大です(*^^)v

能動的と言えば・・・『キッズ5』の1ページは、必ず写真のように表紙で隠した所の数を確認しています。

先日も同じように学習していましたら、“先生、わたしここも言えるよ!次も言えるよ”と自分で表紙を少しずつずらして、元気よく唱えてくれました。

与えられたことに答えるだけでなく、自らが発見し働きかける姿勢って凄いと思いませんか~ :-o

さて、今日から3年生が小数テキストを取り組みます。新パネルで頑張るニャン(*^^)v

学習が発達を促す

SSKCLUBの教育理念はズバリ「発達」と「学習」を合致させることにあります。そこでテキストをどのように使えば、発達を促す指導ができるのでしょうか・・・、写真は今年の夏休みに取り組んだ1年生です。

過去にも何度か数表の書き方での工夫をご紹介したと思います。

私が〇で囲んだところに数字を書いてもらいます。縦系列の確認、10飛び、逆数唱と要を確認します。“なにか気が付くことないかな?”に、テキストの上の方に書いてくれました。「5・15・25・35・45と5ばっかり」可愛いですね(^.^)

解答後に“40は10がいくつ?じゃあ、赤く塗った箱は何個?”

こちらは、50からの逆数唱を書いてもらってます。

ここでも必ず“10が何個?バラが何個?” “じゃあ、チップは全部で何個?”と常に構成数と相対数を確認します。そーすることで2年生になると・・・

自ら線を引いて、解答してくれるようになります。まさに、束とバラの学習が生かされていると思いませんか~ :-o

教科書でも

ね!(^^♪

要するにキッズテキストの段階で操作学習を繰り返していけば、必ず小学校1年生の算数に反映されていくのです!!!操作学習→イメージの内面化→思考力UP、その結果、発達が促されることになるのですね!こりゃ~、やらなきゃ損!損!

続・新年会

新年会のボーリング大会で、メートルワールドに繋がる教材があったんです。

ジャジャーン!!!

ズームイン

ボーリング場の粋な計らいで、実際のボーリングのピンを持たせてもらえるサービスがありました。 子ども達は“結構重いね~”と言いながら、ゲームに夢中で記載されている資料までは、気に留めていなかったようです 、私はしっかりデジカメに収めてきました。

そこで今日の授業で早速質問してみました。

“この前のボーリングのピンだけど何キロだった?”

“じゃあ、それって何リットル?”

“何ミリリットル?”

ピンにも記されているように、1.5Lのジュースと同じくらい、ならば重さを再体験しようー!

ジャジャーン!!!

ボーリングのピン1.6㎏→1.5Lのジュースと同じくらい→自分で持ってみる→かなり重い→1人じゃ飲めない→10人くらいでなら飲める→などなど、遊びの中から得た重さを体験し、感覚的に感じ取れることができたようです。これって「定量的」な授業展開かもで~す :-o

そして、最後はやっぱりペーパー問題に取り組みました(*^^)v

重さ 1.6㎏=(  )㎏(   )g=(    )g

これは、(   )L=( )L(  )dL=(   )dL=(    ) mL

高さ 38.1cm=(   )cm(  )mm=(    )mm

太さ 12.1cm=(   )cm(  )mm=(    )mm

これくらい6年生はパーフェクトが望ましいですね(^_^;)

 

 

1・1・1

6年生は殆どがメートルワールドを修了しました。そこで、テストで~す。ノートに答えを書いてもらいました。やはり定着していないのは、体積と重さの関係です。

テキストが修了したからと言って、必ずしもメートル法の仕組みが分かったとはいえません。ですから

以前、本部講習会でご紹介いただいたパネルで、1・1・1 の縦ラインを確認したり、1㎤や1000㎤の教具で、再度確認することは大切ですね!スパイラルにスパイラルにスパイラルに、学習の確認をすることで、子どもたちが自信をもってくれたらいいと思いませんか~ :-o 何度忘れても、何度でも確認指導してあげることが、我々の務めだと思いませんか~ :-o

講習会での師匠の一言“子どものミスをラッキーと取るか否か!教えるこを喜びとしているか否か!”何気ない一言かもしれませんが、すべてのことが凝縮された重い一言だと思いませんか~ :-o 師匠いつもご指導いただきありがとうございますm(__)m。

ところで皆さんこのt(トン)ですが、算数教科書の何学年に登場するかご存知ですか?・・・・・・東京書籍「新しい算数3」下P94です。そしてP95には1000倍1000倍の関係が・・・確認してみてくださいね(^_-)-☆

あともう一つ、問題です。長さの単位「メートル」の意味は?コメント待ってま~す。

分数1

3年生は『小数1』が修了して『分数1』を学習しています。日常生活ではあまり使われないのがこの分数です。ですから親しみが無いゆえに子どもたちには難しいようです。

“数字を見ただけでは、どっちが大きいかわかんない~” “数字が全然違うのに、同じってどういうこと?” という子どもたちの声が聞こえてきそうです。ところが、テキストに準じて「操作学習」を繰り返し、関係を見つけながら学習を積み重ねていくと、“な~んだ、小数と似てるじゃん” “分数もたしたり引いたりしていいんだ~”という声に変わってくるから、嬉しくなります。

そこでまたまたパネルをご紹介します。

使い方はご想像にお任せしますが、 いろんな場面で使用します。特にP6では大活躍します!

「分母」と「分子」が等しい場合は「1」になることを理解すると、今後の学習がスムーズになると思いませんか~ :-o

お ま け

先日のキッズクラスで時間が余ったので、パターンブロックで形合わせです。

“黄色の形と同じ形にしてね”

楽しそうに、これも!これも!・・・遊んでいるようですが、しっかりと分数の素地学習を体験しています(*^^)v

こちらは、な・な・な~んと「表面積×高さ?」子どもの発想は果てしないと思いませんか~ :-o

学んだこと実践していますか~?

2年生は『メートルものがたり』で整数における連続量の学習をします。単位の換算は分けて考えると理解が深まりミスも少なくなることは、たびたび講習会でご指導いただいております。そこで

ちゃんと何百㎝と何㎝という風に分けていますね。教科書にもこのように

整数の段階で単位の換算をしっかり学習しておくことが、小数へと繋がりますのでここだいじ です。  分けるといえば

『レッスン4』かけ算の導入時に、式を分けて書いてもらいます。まさに分配法則ですね!

先日の石川学習会で村中リーダーから教えていただきました。村中リーダーありがとうございました。最初の一歩が今後の学習を大きく左右すると思いませんか~ :-o

ひさしぶりの“これいいかも~”

わわわわーーーもう12月(@_@;) すみませ~ん しばらくお休みしてしまいましたm(__)m

久々の更新はやっぱ“パネル”っしょ!パンパカパーン、パンパンパン、パンパカパーン♪

ファンファーレのわりに大したパネルじゃないじゃん~って言わないでくださいね。

これは、石川富山合同学習会でご披露したものですが、ご存じ『わり算1』で使用します。15ページ~16ページへ展開する時に提示します。12÷3も120÷3も、そろばんでの操作はどちらも同じです。10円12枚を3人に分けるから答えが40円になるのは当たり前です。操作も意味も分かっていてもうっかり忘れてしまうのがこの「0」です。

でも、このパネルを提示するだけで、うっかりがなくなると思いませんか~ :-o

あえて120÷3= の答えを空白にしてあるのも、我ながらナイス(*^^)vと思っていますが、いかがですか~ :-o  でもこのパネル『わり算1』だけでなく、所どころで活躍中なんですよ!

 

 

アバカスレッスン11A

師匠ブログにもありますように、6学年の教科書に「負の数」の意味が記載されています。(東京書籍版)

昨年、学習指導要領の変更に伴い教科書も新しくなりましたが、このページを見た瞬間SSKCLUBの会員なら、誰しもが“やったぜbaby!”とばかりにガッツポーズでこぶしを握りしめたのではないでしょうか?だってだって、SSKCLUBでは教科書が変更になったから、あわててテキストを変更したわけでなく、2級のマイナス計算に入る前に、この「負の数」の意味を学習していたのですから~。これって発足当初から、ずーとずーとこの展開なんですよ!改めて師匠のこだわりと言いますか、先見の目に狂いがなかったということになりませんか~ :-o “まずは意味づけ”これはSSKCLUBとしては当然のことなのです。

そこで、本当に意味が分かっているのか、11A・Bを終了した6年生に問題を出してみました。

12-34=-22

-12+34=22

-12-34=-46

お見事に正答してくれたので、いつものように “ねえ、ねえ、どのように考えたの?”と尋ねてみました。 すると

“ここが12だとしたら、そこからこっちに34だから・・・、-12がここで、さらにマイナスの方に34行くから・・・”と身振り手振りで頭に数直線をイメージしながら答えてくれるではあ~りませんか!!!もう、私も身を乗り出してその説明にうなずき大拍手パチパチパチ!!!このアウトプットが大事ですよね~これで「負の数」の素地知識はバッチリokとなりませんか~ :-o

おまけ 教室の隅に

わーーーまたまた色あせたものが・・・しかも手書き・・・どんだけ古いげんて(金沢弁) (^_^;)

でも、なかなか威力を発揮してくれる抽象的教具なんですよ(*^^)v

 

 

 

君の考えを聞かせて~かけ算2

今日は『かけ算2』P12の文章題です。1つ分といくつ分が入れ替わっている(ひっかけ)問題ですから、かけ算の意味を理解していないと正答できません。

写真は2年生男児です。ちゃんと式を書いてきたので

“ねえ、ねえ、これって6×8でもいい?”

“だめだよ”

“なぜ?”  ・・・30秒経過したところで・・

“1こが8円だから6×8にすると1こが6円になるから”

と答えてくれるではあ~りませんか~ズバリ明察解答!だったものですから

“ねえ、ねえ、今言ってくれたこと、ここに書いてみて~” φ(..)メモメモ

「九九の丸暗記」だけではこのようなかけ算思考は育ちません。テキストに沿って、同数累加の理解から「1つ分の大きさ×いくつ分=全体の大きさ」の理解に至るまで、大切に大切に学習してきた結果だと思いませんか~ :-o

2年生は丁度今、小学校でかけ算を学習中です。今までのんびりしていた子もスイッチが入ったのか急に九九もしっかりしてきました。小学校でも大活躍してね(^_-)-☆

“SSKCLUBで君はクラスの人気者”

あれ?どこかで聞いたような~ :mrgreen:

かけ算2

テキストには所どころに約数の多い“12や24”が出てきます。

『かけざん2』P16 具体物を数える

色んな数え方を見つけてもらいました。どのように数えても、全体の数は変わらないという保存概念が確立されていることになりませんか~ :-o

もう一つ、【1つ分の大きさ×いくつ分=全体の大きさ】というかけ算の意味の確認にもなりますし、このことをクリアすることが演算決定能力を大きく左右すると思いませんか~ :-o

『かけざん2』P19★九九の答えが24になる式をつくりましょう。は24という数の再認学習により、いつしか交換法則も芽生えてきます。極めつけは『わりざん1』P1★答えが24になる式をつくりましょう。答えの式を4通りではなく6通り要求!!とくりゃ倍数・約数→通分・約分の素地が・・・どんどんどんどん考えさせることで思考力はグーーンとアップします!!!

テキストは、あ~あ~川の流れのように~♪途切れることなく繋がっています!

スパイラルにそして徐々にグレードアップしていく設問はホントあっ晴れ!

もっともっとテキストに秘められた極意を知るためには、やっぱり皆さん

“一生学心”ですね!