部分と全体

私は、『わりさん1』19ページ(1)の問題を解答した後に、“この問題をそろばんで計算しないで答え出せる?”と聞いてみます。殆どの子が“う~ん、わかんない”と言いますが、先日2年生の女児です。私が聞く前に“ねえねえ、先生、ここの100を隠したら、25×4=100だから、あと400で500になるよ!”って言ってくれたんです。まさに部分と全体を捉えていると思いませんか~もう、びっくりして、慌ててもう一度今のポーズ写メさせてとお願いして、スマホに納めました。

そうなんです!子ども達は確実に発達し、創造力が育っているんです。勿論自分でうまく表現できなかったり、聞いた後でなるほどと納得したり個人差はありますが、何故このような思考が育つのかと言いますと、SSKCLUBのテキストで指導してきた賜物と思うわけなんですよ(*^。^*)

これって、かけざんテキストからずーーーと一貫して、意味づけを中心に数理的にテキストが編集されているからと思いませんか~(^^♪

少し発展して10Aです。

勿論、定位法も指導しますが・・・3問題から4問題へ移る時、ここもできたら確認したい箇所ですね!子どもが“80×2.5=200に80×10=800を足して1,000になるよ”と答えてくれたら最高と思いませんか~(^^♪ それが4年生あたりでもこのniceな解答をしてくれるんですよ(*^^)v

こんな日は、とってもハッピーな気持ちになれますヽ(^o^)丿

今日も意欲的に算数テキストに取り組む子ども達の姿を見て、つくづくSSKCLUBテキストっていいなあ~って感じたミッチーでした。なんか、いきなりつぶやきになっちゃいました(^_^;)

明日は全珠連石川県支部創立60周年記念講演に参加してきます(*^^)v

アバカスレッスン4

レッスン4ではそろばんでかけ算の計算をマスターします。パターン1~4までを計算の意味仕組み(分配法則)をしっかり理解させながら進めています。この分配法則の考え方はレッスン4で始まったわけではなく、かけ算テキストの時から徐々に触れていますので、抵抗なく理解できるようです。しか~し皆さんも同じ悩みを持っておいでると思いますので、またまた私のパネル大作戦をご紹介します :mrgreen:

ご期待に沿うようなパネルでなくすみません(>_<) でもね、パネルは子どもが操作することが出来るんですよ!このように

分配法則の仕組みがよ~く分かると思いませんか~ :-o

このパネルP14では大活躍します!先日も2年生のMちゃん“先生ー22×5って11であってる?”え、えーーーやっぱり、そーきたかーーーあっちゃーーー(>_<)ですが、それが現実なんです。でもこのパネルを見せることで、また操作させることで、今まで学習してきたことが蘇るんです!これぞスパイラルな学習と思いませんか~ :-o

言葉だけで理解できれば一番ベストですが、なかなか皆が皆そーいうわけにもいかず、言葉で無理なら具体物を提示してあげることで、イメージ力が備わり、次は言葉だけで理解できるようになるかもしれません。そのとっかかりをつけてあげるのが、我々の仕事だと思います。子どもが分かるまでのプロセスを演出してあげることで、子ども達の笑顔に出会えるから、寸暇を惜しんで取り組めるんです。これが指導冥利に尽きる瞬間かな~ :-o

届きました!

注文してあったAERAが今日届きました。えいこ先生ーーー!なか塾掲載おめでとうございまーす!イエロー色と計数そろばんがインパクトがあり、存在感アップですね!えいこ先生のSSKCLUB教育を全国に発信したーーーいの気持ちが溢れていてgoodです!

子育て教育ママたちが購読する雑誌とあって、今更ながら私も参考になる内容です。もう遅いって?いえいえ、孫の教育に役立てたいと思います。よっしゃー(力こぶ)てへ(*^。^*)

アバカス『レッスン3A』

毎日オオ、モーレツ♪な酷暑が続きますが、暑さ対策を万全にして夏を乗りきりたいです(*_*)

さて、6月から入塾の2年生三人組が競争しあって『レッスン3A』を取り組んでいます。先日P10.11を取り組んでいたところ、“先生、来て来て、分からないから見ていて” ということで問題を見ましたら、案の定P10の26番(内心、やっぱりね!)ここは、解説&解答書にも記載されていますが、5と10の合成が混ざっています。そこで、“まず、5を作ること考えてみて~” “あっ、そっかーー、次に10を作れば、いいんだね”“そーだよ、考えたら分かるね!”・・・・しばらくしてまたまた、“先生、来て来て、分からない” 私としたら、次に戸惑う場所が分かるだけに、“そら来た!” とばかりに、どれどれ~で、やっぱりP11の31番です。そこで“どの珠から引くの?” “次はどの珠から引く?” “分かった、先生、もういいから、あっちいって、あと自分でできる”ということで、私はちょっと離れて眺めることにしました。ただ、P11の38番の問題をしている時の“ひとりごと”を私は聞き逃しませんでした :mrgreen:  “5だから10から引いて、次は10でなくても、5から引けるー” と、しっかりと分類して考えていました :-o

 このように、テキストは前に習ったことにプラスアルファーしながら、徐々に徐々に完成度をアップさせる編集になっていますから(累進的)、子どもにとっては、「考えたら、何とかなる」という自信が自然についてくるのですね。上の図でも分かるように、二列目の二口目までは、一列目の問題そのままだということ、お気付きでしたか?

このページに限らず、問題を分析すると、作問に隠れたメカニズムを探ることが出来ます。まさに学習心理と発達心理が合致した教材の数々に、改めて惚れ直している今日この頃です :-o

おまけ

当塾では入塾申し込み時に、入塾の動機を書いてもらっていますので、幾つかご紹介します。

①算数力を上げるため

②算数が楽しくなればと思い

③算数が苦手だというので

④子どもが算数が好きと言っていたことと、本人の希望

勿論計算が得意になって欲しいという動機もありますが、断然、算数力アップを期待して入塾される方が多いのが現状です。SSKCLUBのテキストで指導できることにマジ幸せを感じます。もっともっと、指導力を高めるために日々勉強です☆頑張りまーす!(*^^)v

レッスン7A

7Aの学習目標としましては、「大きな数と数の構成」・「3桁×2桁を分配法則で理解させる」、そして何といっても、「÷2桁のわり算」をしっかり定着させることです。

そこで、80÷20→80÷30の学習で乗除の仕組みが、2桁÷2桁でも同じであることを理解した上でP7の84÷21の問題へと進みます。

まずはいつものように、かけ算からわり算へ展開します。

“21円ずつ〇で囲んでね” “〇は何個?” “21円×4は?” “84円” “じゃあ84円で21円の鉛筆は何本買えるの?” “4本” “大正解” “そろばんでもやってみようね” “21×4=84を、そろばんに置いた84から引くだけだよ!” “できた!” “じゃあ、かけ算でかけ戻しして、確かめもしてね!” “はーい” の展開です。

けっして、確かめを書いてね!と強要したわけではありませんが、(答えをたしかめてみましょう)につられて書いたのだと思います。このような解答に出会った時は、私もテンションが上がり、とってもハッピーな気持ちになります(*^。^*)

意味づけを大切にしているSSKCLUBのテキストだからこそ「直観力」も育ち、なおかつ「思考力」もぐーーーんとUPするのですね!

お知らせ

日々進化を遂げるNEW解説&解答書が発売となりました!

『ドリル』は、表紙も中身もナイスショット!圧巻です!『キッズパズル』は、P1~P8が新バージョンです!幼児・1学年用の指導方法も親切に掲載されていますので、まさに虎の巻存在です!まだお手元にないようでしたら、速攻購入して指導のお役に立てていただきたいです。

あまりのあるわり算

今日は建国記念の日で祝日でしたが、来週の振り替えで朝から授業がありました。小雪混じりの寒い日にもかかわらず、殆どの子どもたちが来てくれて朝からパッピーハッピー :-P 送迎をしてくださった保護者の皆様にも感謝ですm(__)m。

さて、2年生のRちゃん、先日から“あまりのあるわり算”に取り組んでいます。なかなか答えが見つかんないよ~~そこで、これまた大昔の自作パネルを引っ張り出し・・ヨイショ・・ヨイショ・・イメージ作りです。5は2が二枚まで置けるけど三枚目は無理!ということが自分で操作することで、「なるほど」と納得してもらうのが狙いです。

今日は『わり算1』P17の発展問題で、『レッスン5』P13のあまりのあるわり算に取り組みました。

“先生、この前のパネルかしてください” “はーい、どうぞ” “ありがとう” と言って、さっさと並べ始めました。

並べるだけ、並べたら、そろばんで計算してね!“はーい”(^O^)/とRちゃん、次の瞬間私の耳に飛び込んできた言葉は・・・ :mrgreen: “先生、もう分かったから、これいらない” といい、このページをたしかめ算も含め、パーフェクトに仕上げてくれました。 :mrgreen:

いつまでも教具に頼ってはいけませんが、思考開花の手がかりとなるなら、これもありと思いませんか~ :-o

 

分散学習

昨年7月に入塾した1年生、“算数が苦手なようなんです・・・”とお母様のお言葉。キッズテキスト2から取り組み、ようやくアバカス3Aまできました。実は五珠の合成分解(特に分解)で少し躓きました :-(

心がけたことは、無理なことは要求しないことと、とにかく分散学習で自信をつけてもらうことに徹底したところ、お見事に〇がもらえるようになりました。見てください

声掛けは“10を作ってね、5を作ってね”だけにして、ついつい言いたくなる余計な言葉はお口チャックです。5ページは5の合成分解と10の合成が合体された作問なので、内心ハラハラしておりましたが、“先生、一列全部してきていい?” “いいよ、でも分からなかったら無理しないでよ” “はーい”(^^)/

そして、一列全部〇をもらった顔は満面の笑みです!もうこうなったら、止まりません、次も次もと、結局5ページはパーフェクトでした。

このように、少しずつ自分で考える→分かる→やる気の繰り返しになってくると、もう怖いものはありませんよね!きっと5+7もスームーズに通過してくれると思いませんか~ :-o