あれから一か月

ちょうど一か月前は、SSKCLUB全国大会でした。今年は千葉県で開催され、全国から80名の先生方が結集しました。

テーマは『算数スペシャル1年上・下』でした。テキストと違い、一般の先生方も購入できる算数教材であるがゆえに、作成にあたり非常にご苦労があったとのこと…。校正・検査を幾度も繰り返し、ついにここ全国大会でお披露目されました。

頂いた資料は解答書であって、解説に関しては、この場で書き込んで自分のものにしなければいけないとあって、皆さん真剣に受講されていました。

計算の前に数観念が整っているか?文字はどの程度読めて書けるのか?方向性をつかんでいるのか?など各ページの問題を取り組むことによって、子どもの生活概念を感じながら、科学概念を上手く植え付けていく方法を学びました。

ページを追うごとに難易度が上がり、子どもの思考力が徐々に徐々に高まって、1年後には自ら勇猛心をもって取り組む、逞しい2年生誕生が期待されます!

今現在当塾の1年生は、算数スペシャル1年上が修了し1年下へと進んでおります。この子達が夏休み明けも、「算数得意!」と自信を持って学校生活を送って欲しいと心から思います。「池田そろばんは、計算ばかりでなく算数力もプラスアルファーしてもらえる、お得な塾」が、地域の評判となるように、これからも学び続け、子ども達にも学ぶ楽しさを提供し続けたいと思います。

そんな思いを今一度確固たるものにしてくれた全国大会でした。ご指導いただきました伊藤会長、お世話くださいました千葉県の先生方、本当にありがとうございました。

算数スペシャル3年上発売!

2月に1年上下、5月に2年上、そして昨日3年上が発売となりました。1・2年生が取り組んでいる姿を見て、「私たちは、いつできるの?」とブーブー言っていた3年生も、テキストを手にしてようやく落ち着きました。早速1ページから取り組みました。

これまでも「珠算と算数の融合」を目指して学習を積み重ねてきましたが、『算数スペシャル』登場のお陰で更なる算数力アップが期待されます!

今週末に控えた第17回SSKCLUB全国大会、今年のテーマはこの『算数スペシャル1年上・下』です。教材に秘められた極意をしっかりと会得してきたいと思います(^^)/

近畿本部講習会に参加してきました!

今回のテーマは『2年生の算数(啓林館)とテキスト』『アバカス6』『パズル2』でした。2年生に関しては4月の北陸と同じだったのですが、東京書籍版と啓林館版ということで、頂いた資料はまるっと違いました。

そろばん教室では、アバカス1~3と順次進めますが、小学校ではアバカス1の内容「17+2」と3の内容「17+3」が、またひき算ではアバカス1の内容「19-8」と3の内容「20-8」が、教科書見開き状態で容赦なく出てきます。要するに1年生の間に10級が合格していれば、2年生になった時、何の戸惑いもなく、算数の授業を楽しめるということになります。

更に今月23日に発売になります「算数スペシャル2年上」を取り組めば、「たし算やひき算」「かけ算」「時計」「長さ」に至るまで、確実に算数力がアップできる仕組みになっています。これはもう一石二鳥どころではなくなります。今回はこの「算数スペシャル2年上」の資料もふんだんに盛り込んでくださり、参加者にとっては棚牡丹状態の講習内容でした。

『レッスン6』に関しては、かけ算の乗加位置を定める補助プリントをいただきました。使用方法も伝授していただきましたので、早速塾で取り組みたいと思います。

とにかくSSKCLUBの講習会は凄いんです!今回も登場した伊藤先生語録!

「最終的には先生の分析力」

「言葉も道具」

要するに教える側の設問の仕方の良し悪しで子どもが賢くなるかならないかが決まるということですね!心に刻み今後も邁進します!

伊藤先生、今回もエネルギッシュで充実感溢れる内容を提供くださりありがとうございました。今期あと2回の本部講習会がありますが、体調に留意しながら乗りきられてください。そして全国大会でまたご指導いただけますこと、今から心待ちにしております。

お世話くださいました近畿の先生方、ありがとうございました。

 

第2回北陸本部講習会が無事に終了しました!

今回のテーマは『2年生の算数とテキスト』『メートルものがたり』『時計』と正に2年生オンパレードの内容でした。今回も教科書上・下に合わせた資料を準備していただきましたが、テキストと算数教科書は切っても切れない関係にあることが、この資料を見ただけでもはっきりと実感できます。

過去に何度も耳にした「一体三相の計算」、これは「暗算・筆算・珠算を一体化した計算」のことですが、はたして本当に一体化できるのでしょうか?伊藤先生曰く“数観念を無視したたし算九九・ひき算九九を暗記しただけの珠算教育では不可能、物事は全てそれぞれの方法によって能力を出すところが違う”(思考の領域固有性)ただ、この不可能を可能にするのが、テキストでありそれがSSKCLUB教育であることも同時に延べられました。

『ABACUS3A』で数観念を培った1桁の計算力は、間違いなく筆算で発揮でき、暗算にまで繋がります。幼児や1年生は、計数そろばんを使用することで実体概念が養われ、無理なく四つ珠そろばんへと移行できます。

また、いきなり「位取り記数法の説明が出来ますか?」の問いかけに心の中で言葉を反芻したものの、言葉の決め手に欠けていた自分でした。が、今回はその決め手となるポジションの押さえ方を伝授していただきました。子どもが何故迷うのか?何故間違えるのか?ではなく、だから迷う!だから間違える!を今一度考えさせられた一幕でした。

最後に子どもを賢くするためにはどのようにしたらよいのでしょう?それには、どんどんと(同化)したものを組み立ていき、最後には自分の枠組みを広げて、習ったこともないことが出来るようになる(調節)、そのように導いていくことではないでしょうか。では、導くのは誰?それは、親であり、教師であり、そして優れた教材で指導することに尽きますね!今回も盛り沢山の内容で充実感溢れるご講義でした。伊藤先生ありがとうございました。

今回も講習会後にピカッときたパネルを作ってみました。

四角にあてはまる数を、3年生になりたての子ども達に尋ねてみました。「これ、今日学校でもしたよ!わかる!わかる!8が入るよ!」と得意げに答えてくれました(*^^)v

福岡県本部講習会に参加してきました!

今年初の講習会参加は、春休みということもあり、5年ぶりに福岡県小倉まで足を延ばしました。今月から在来線も稼働となった金沢駅の自動改札機に切符を“ピッ”いざ小倉へ!

講習に入る前に、①『算数スペシャル』の指導ポイント②SSKシールのご案内③レッスン4の変更内容④NEW学習マニュアル表の見方・手順など、会報を手にする前の先行お披露目がありました!これこそが参加した者だけに与えられる特権ですね(*^^)v

今回のテーマは『1年生の算数とテキスト』『計算のきまり1・2』でした。

1年生の始めは分類が曖昧なゆえ、数詞1つ唱えるにしても迷いがあります。その迷いの大きな理由として順数唱と逆数唱での和語と漢語の違いがあげられます。また、何故数字の8・9は書き辛いのか?更に、1年生で100までではなく、なぜ120までの数を学習するのか?など、今回も最初から「見て」「聴いて」「考えて」「記述して」「味わう」といった、4時間の内1ミクロンの隙間にも睡魔など入りこめない講習内容でした。

全国に珠算塾は多数存在しますが、その中で個別化される塾になる為には、他とは違う特色を持っていなければいけません。その為にはできるだけ多くの講習会に参加して学んだことを内化させ、それを塾で発揮することが大切です。これは、私の中での自己暗示でもあります。今回も多方面のお話から「授業に臨む前の意識の持ち方」や「子どもに論理的な思考力をつけるためのコツ」や「間違った時の正し方」など、精神面でのご指導も沢山いただきました。

次期学習指導要領改定案に「主体的・対話的で深い学び」が掲げられています!子ども達が自ら学びへ向かいたくなる授業を実践するためには、まずは教える側の自ら学ぶ姿勢が必要不可欠です!そんな気持ちを掻き立ててくれるのが、このSSKCLUBU教育です!この教育に出会えたこと、この教育を学べること、そしてこの教育で指導できること、今頑張っていることが、10年度20年後に繋がることを信じて、これからも真実一路に邁進していきたいと思います。

伊藤先生、いつも最新の情報でここでしか聞けないご講義をありがとうございます。講習が終わった瞬間から、また次も早く聴講したい気持ちが駆け足でやってきます。二週間後の北陸本部講習会が待ち遠しいです(*^。^*)

5年ぶりの小倉は、思いがけず寒くて桜を楽しむこともできませんでしたが、講習会の息吹により脳も心も満開となりました(^-^)

お世話してくださいました福岡県の先生方、本当にありがとうございました。

大阪本部講習会に参加してきました。

11月に石川、12月に大阪と二ヶ月連続で本部講習会に参加することが出来ました。

TたのしいTためになるTたくわえられる(知識が)、この3Tの講習会は私の珠算人生にとってなくてはならないものです!今回もビビッと心に衝撃、ピリッと頭にスパイスを効かせてくれました。

冒頭、資料の「最年少暗算十段」の記事に触れられました。とかくそろばんのニュース性としてこのような記事が話題となります。これはこれで凄いことですが、記事の最後に「算数はあんまり」とありました。これでは、そろばんと算数は別というイメージだけが残ってしまうような気がして残念です。

我々SSKCLUBは何を目指しているのか!計算力は勿論、算数的な能力も同時に向上させる教育を目指しています。子どもは学年でなく発達と仰る伊藤先生、同じ学年でも一人一人が違います。SSKCLUBにはその一人一人に合わせた教材があります。あとは指導力をいかに身につけるかに尽きると思います。

今回会員外で参加された先生がご入会されました。その先生のお言葉に“私は、今まで何をしてきたのでしょう・・・”と、初めて講習会に参加された先生方の殆どが同じことを仰います。勉強を重ね1年後2年後3年後には、納得できる指導力を身につけていただきたいです(*^^)v

今回のテーマは一部石川と重なる所もありましたが、同じテーマでも資料がまるっと違い、お話しされる内容も変化球並みでした。何度も“ここ、石川とは違うからね”と仰る伊藤先生、参加される先生のことを思って講習してくださる伊藤先生に本当に感謝感謝です!教える側学ぶ側、双方の心が合致するところに、教育の素晴らしさを感じます。それをそのまま塾で子ども達と味わえることも私の幸せな時間です。

今回は『メートルものがたり』と『時計』もご指導いただきました。定着度を見極めるために早速トライしたことをご紹介します。

長さの単位の大小を感覚的につかんでいるかな?

『時計』p12で活躍しそうです!

今回も4時間みっちりとご指導いただきました。今年のファイナルに相応しい心身ともにほっこりと充実した講習会でした。伊藤先生今年もご指導いただきましてありがとうございました。また、お世話してくださいました、大阪の宮本先生、京都の佐々木先生ありがとうございました。

皆様、少し早いですが、今年もお世話になりました。来年も更なる進化を求めて頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

H28年度SSKCLUB石川本部講習会

11月6日(日)石川県本部講習会が無事に終了いたしました。

全国大会から4ヶ月間のブランクがあったため、久しぶりのライブ講習会に前日からのドキドキ感を押さえながら当日を迎えました。

テーマは『ABACUS2A・2B』『ABACUSパズル1』そして『1年生の教科書とテキスト』でした。受付で7種類もの資料をいただきましたが、伊藤先生におかれましてはお忙しい中、豊富な資料をご準備してくださり、本当に申し訳なく思いました。

教科書会社6社の内、今回は石川で採用されています東京書籍に合わせてご指導くださいました。

1学年の目標に“具体物を用いた・・・”のフレーズが「数と計算」「量と測定」「図形」「数量関係」の四つの領域全てにあります。四つ珠そろばんは実数ではないので「図」となり、「具体物」とは言えません。だったら、1年生に四つ珠そろばんで指導すること自体、指導要領から外れていることになります。

しかし我々には『計数そろばん』があります。そして『計数そろばん』を介して四つ珠そろばんに入ることで、「図」に理論をつけることができました。それがSSKCLUBなんです!

そしてその四つの領域全てにSSKCLUBのテキストが関係しており、今までなかった面積(広さ)の部分も、来年から順次発売となります吉見出版の『算数スペシャル』に含まれるという嬉しいお知らせもありました。毎回同じことを言うようですが、この教育に間違いなしを確信しながらの4時間でした。

我々珠算人は、「そろばんの技術を上手くする」だけでは子どもの「学力・思考力・知能」を上げることはできない。珠算を「教育」として捉えるべきである。

子どもが分からないのは、教え方が悪い!そう考えると子どもを責めなくてすむ。

講習会中に伊藤先生が仰ったお言葉です。毎日の授業を通して「何故わからないの?」「何故間違えるの?」とついつい子どもを責めてしまうことがありますが、今回ご指導いただいたことを心に刻み、今以上に授業の水準を高めるため、これからも努力研鑚に励みたいと思いました。伊藤先生ありがとうございました。

 

 

平成28年度第16回SSKCLUB全国大会参加御礼

去る7月2日に、平成28年度第16回SSKCLUB全国大会が盛大に開催されました。全国から83名の先生方が集結して、真剣に受講されました。

今年のテーマは『KIDS・ABACUS体験版の解説』と第60作目の新テキスト『暗算ファイナル』です。

今年は伊藤会長が還暦を迎えられ、更にその60に合わせられて新テキストを発表してくださるという、ダブルでおめでたい記念すべき全国大会となりました。

そこで講習に入る前にサプライズ企画として伊藤会長に「お祝い額」の贈呈式が行われました。

 

これは石川のメンバーで全国の先生方と一緒にお祝いする方法がないものか・・・を思案した結果のものです。全国大会に参加された先生方お一人お一人に、お祝いの意を込めて花びら一枚一枚に色塗りをして頂きました。伊藤会長からは、感謝のお気持ちと、今後の抱負を述べていただき、ほのぼの感満載のサプライズ企画となりました。

さて本番の講習会にスイッチONです。

★ガードナーのモジュール性?★多重知能理論からの教育?高度な専門用語が出てきて、“ついていけないよ~”とつい思ってしまいましたが、人に物を教えるには弱音を吐いていてはいけません。教育の奥の深さにふれることで、自分の目指す方向軸を更に太めさせていただきました。

今回の会場は横長でしたので、プロジェクターを二か所に設置させていただきました。

今年は石川県で開催とあって、担当県としましては全国から集結していただく先生方に快適に受講していただくことにご配慮させていただきました。一番の心配は移動の際の天候でした。当日朝の天気予報では、猛暑日+夕方にかけて暴風雨の恐れとあり・・・と恨めしい限りのテレビの音声でした。しかしながら、私の心配と願いが天に届いたかのように、夕方の大雨は免れ、移動中も風が心地よく全てをスムーズに終えることが出来ました。

毎回のことですが、伊藤会長はいつも最高且つ最新の内容を全力でご指導くださいます。本当に感謝の言葉しかありません。そして今回閲覧されました算数教材、これは賛助会員である吉見出版様から伊藤会長に執筆を依頼された教材です。まだまだ未完成で試作の段階ですが、今後2、3年の間に1年生~6年生までの算数教材が揃うことになります。嬉しい限りです!しかしながら、お体あっての教材開発ですので、本当にご無理なさらないでほしいです。でも、よろしくお願いいたしますm(__)m

講習会後は場所を変えて、懇親会を開催いたしました。

記念すべきダブルで60の全国大会を無事に終えることが出来ましたこと本当に感謝いたします。そしてご全国からご参加くださいました先生方、本当にありがとうございました。

そして進んで協力してくれた石川の先生方ありがとうございました。感謝ですm(__)m

近畿本部講習会に参加してきました!

3月6日は近畿本部講習会でした。テーマは“KIDS全般(見落としてはいけない留意点)”と題して、新学期を控えたこの時期にどーしても聴講したい内容でした。

開口一番「何故我々は幼児教育をするのか!?」・・・私の答えは「小学校に上がった時に、少しでも算数の授業に、抵抗なく対応できる子どもを育てたい」ということです。が、伊藤会長はそれ+もっと視野の広い見解でお話しくださいました。

アメリカでは幼児教育をしっかり受けた子どもの方が、大人になった時に活躍しているというデータが出ているようです。大人になって活躍するということは、国に貢献できる大人が育つということ、要するに立派な大人を作ることが国の発展に繋がる!正に先を見据えた幼児教育を徹底しているようです。そのことを踏まえて、日本における少子化問題とも絡めながら、我が国におけるこれからの幼児教育の大切さや、指導者の心構えをたっぷりと教えていただきました。へ~~そうなんだーーー、納得、納得、と私も一つ枠を広げた教育目標を定めたうえで、これからも幼児教育・珠算教育に携わっていきたいと思わせていただきました。

いただいた資料は即パネルにし、KIDSクラスで活躍させたいと思います。

「言える」ことと「読める」ことは別と仰る伊藤会長、単語の最初の音節が肝心なことは、以前にも学んでいましたが、今回は次に続く音節を“無理なく”導く方法も学びました。また、「読む」ことが出来ても発音(音韻)の違いで物を理解できるか否かは知能にも関係が深いようです。更に、画像の7 3のパネルは10の補数ですが、この一枚から補数を系列で導き、思考を引き出す方法など、どのようにして記憶を定めていくべきかをとことん学びました。

意味記憶の重要性は分かっていても、ややもすれば手続き記憶に陥っていませんか?ちょっぴり冷や汗の反省猿です。

SSKCLUB指導者講習会は、沢山の刺激をいただき、楽しく学べて、次への活力となる題材が4時間の中にギッシリと詰まっております。それもこれも、ご指導くださる伊藤会長が、人材育成にお力を注いでくださるお陰です。本当にありがとうございますm(__)m。そして、お世話してくださいました近畿の先生方ありがとうございました。同行してくださった村中先生と、この教育で指導できる幸せを噛みしめながら帰路につきました。

おまけ  講習会で頂いた最中です。

猿の親子、なんだか微笑ましく食べるのを少し躊躇しましたが、ガブリいただきました。しかも録画してあった真田丸を観ながら・・・そしたら、あった、あった、〇△□の狭間が・・・すみません、講習会に参加された先生にしか分かりませんね(^.^)