全国大会に引き続き『メートルワールド』6年生算数テキストの講話でした。
メートル法の誕生は18世紀の終わり頃ですが、日本では昔から尺貫法を利用していました。今でも尺貫法の単位である「坪」という単位は普通に使われていますよね!今回はこの尺貫法のお話からでした。
1坪(3.3㎡)とは、1日に人間が食べる量のお米が収穫できる広さのこと。
1畝は1か月の量(1畝=30坪)、1反で1年の量(1反=10畝、太陰暦の関係)。
1反=1石。100万石とは、100万人を食べさせることができること。(ここで加賀百万石が登場)
石高=領地。領地の区分けに測量が必要となった。(太閤検地のはじまりはじまり~)
ただ、この尺貫法は日本でしか通用せず、やがて世界で貿易が盛んになってくると、どうしても世界共通の単位が必要となってきました。そこで、フランスの学者たちが中心となりメートル法が考えだされたようです。
算数でありながら歴史かな?と思うほど、次から次への展開でしたが、金沢人である私にとっては、加賀百万石のお話は興味深かったです。先日読んだ「清州会議」で豊臣秀吉か柴田勝家か?の狭間にいた前田利家のモノローグが脳裏をよぎりました。(私、けっして歴女ではございませんから~、歴婆か~)
講習会に参加すると、テキストに関連付けた内容の蘊蓄が聞けてとても楽しいです!よく伊藤先生は、1度で2度美味しいと例えられますが、1度で2度3度いやそれ以上の収穫があります。また一つ賢くなったような気がします。てへ
伊藤先生、お暑い中パワフルで実りある講習会をありがとうございました。
福岡県の先生方をはじめ、島根の瀬川先生・川崎先生大変お世話になりまして、ありがとうございました。